令和5年(2023年)分 年末調整のよくあるご質問
- 更新日:2024年1月31日
- ピー・シー・エー株式会社
いつも『PCAソフト』をご利用くださいまして誠にありがとうございます。
2023年分の年末調整に向け、この時期に多いご質問とその回答をまとめたQ&Aや解説動画をご用意いたしましたので、ご活用ください。
また、2023年分の年末調整にあたり、『PCA 給与』での年末調整の処理の流れが確認できる「年末調整セミナー」や、年末調整の基礎知識・今年の改正ポイントを確認できる「年末調整実践塾」の開催が予定されておりますのでご活用ください。
~目次~
1. 今年度の大きな変更点について
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従来のA5縦1名分の印刷に加え、A4横2名分の印刷が可能になりました。
給与支払報告書等の印刷方法の動画・FAQを掲載しております。 ぜひご確認ください!動画・FAQページはこちら
その他の変更点は下記にあります。クリックして詳細をご確認下さい。
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[控除の種類]の選択肢に、新たに[5:一般(特家)][6:認定(特家)][7:震災(特家)]が追加されました。
詳細はこちらをご確認ください。 -
令和2年度税制改正により、令和5年1月以降、扶養控除の対象となる非居住者である扶養親族の要件が見直されました。
詳細はこちらをご確認ください。 -
「社員情報の登録」および「年末調整控除項目入力」にて、住民税寡婦等区分の設定欄が追加されました。
所得税上の寡婦等区分には該当しないが、住民税上の寡婦等区分に該当するケースの設定ができるようになりました。
詳細はこちらをご確認ください。 -
令和5年の扶養控除等(異動)申告書より追加された「住民税に関する事項」の「退職手当等を有する配偶者・扶養親族」および「寡婦又はひとり親」の内容を、給与支払報告書の摘要欄に出力できるようになりました。
詳細はこちらをご確認ください。 -
国税庁の源泉徴収簿のレイアウトサンプルが変更になりました。
扶養控除等に関して、人数に加えて各種控除額が表示されるように変更しました。
詳細はこちらをご確認ください。 -
年調ソフトで作成したデータ受入に関して、令和5年から追加される「小規模企業共済の電子控除証明書」と「住宅借入金等特別控除証明書の令和4年以降用電子控除証明書」の読込・表示に対応しました。
2. 国税庁の年末調整控除申告書作成用ソフトウェアへの対応について
3. 年末調整に向けた事前準備
年末調整の計算を行う前に、以下の内容をご登録ください。
4. 年末調整対応版のアップデート方法
アップデート動画につきましては、下記の動画をご確認ください。
【注意】
本動画は、『PCA給与DXシステムB』や『給与じまんDX』等の1台のパソコンで運用している場合のアップデート方法になります。
複数のパソコンで使用するクラウド版やSQL版等につきましては、こちらもご参照ください。
5. アップデート後の年末調整
アップデート後に行う一般的な操作は以下の通りです。
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No.2
年内最後の給与(賞与)明細書の入力
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年末調整計算を行う前に、2023年の領域のバックアップを行ってください。バックアップの操作につきましてはこちらをご参照ください。
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「年末調整計算」とは・・・『PCA給与』では「年末調整計算」の処理を実行することで、社員の各種控除の金額や還付・徴収金額が計算され、給与支払報告書(源泉徴収票)等の書類が出力できます。
【ご注意】
「年末調整計算」を実行すると、計算前の状態に戻すことが困難になる為、年末調整計算を実行する前にはバックアップを取ることをお勧めいたします。また、「給与勤怠支給控除一覧表」「賞与支給控除一覧表」など過不足金が反映される前の帳票が必要な場合は、「年末調整計算」を実行する前に出力してください。- ①[社員/部門]や[範囲指定]では、年末調整計算を行う社員を指定できます。内容に問題ないことを確認後、[計算]ボタンをクリックします。
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②計算が実行されると、ソフト内で「年末調整」-「年末調整控除項目入力」の内容等が自動判定されます。配偶者が配偶者(特別)控除の対象になった場合や、[合計表提出]区分等の内容に変更があった場合は結果ログが表示されますので、表示された際には内容をご確認ください。
また、年末調整計算を実行した際の自動判定される項目の一覧はこちらをご確認ください。
【ご注意】
年末調整計算を実行すると、現在の設定に基づき配偶者(特別)控除の金額は計算されますが、「年末調整」-「年末調整控除項目入力」-「家族」タブの[配偶者区分]や[源泉控除対象配偶者]は変更されません。
そのため、年末調整計算を実行する前に「年末調整」ー「年末調整控除項目入力」-「家族」タブにて、配偶者の設定が正しいかご確認ください。
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「年末調整」-「年末調整チェックリスト」では、「年末調整控除項目入力」等で入力した内容を一覧で確認することができますので、登録内容に誤りがないかご確認ください。
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※「年末調整」-「還付・徴収方法の設定」を[別途現金]にしている場合は、「年末調整」-「還付金明細書」にて還付・徴収金額が確認できます。
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「年末調整」ー「法定調書合計表」の内容に誤りがないか確認します。
計算仕様につきましてはこちらをご確認ください。
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給与支払報告書/源泉徴収票の印刷方法については以下の動画にてご確認ください。
【ご注意】
リビジョン6.21より、給与支払報告書(単票)と電子申告用の源泉徴収票は、A4用紙に2名分の印刷が可能になりました。専用用紙に印刷する前に選択されている書式に誤りがないか必ずご確認ください。 -
No.10
税務署や市区町村に電子申告する場合は、”電子申告の流れについて”をご確認ください
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No.12の処理にて、「ファイル」-「年次更新」を行う前にバックアップを行ってください。
No.3で行ったバックアップとは別の場所にバックアップを取ることをお勧めいたします。バックアップの操作につきましてはこちらをご参照ください。
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年内最後の処理が終わりましたら、2024年度の領域を作成するために「ファイル」-「年次更新」を実行します。
年次更新の操作方法につきましては、こちらにてご確認ください。【ご注意(『マイナンバー管理ツール』と連動している場合)】
『マイナンバー管理ツール』をご利用の場合、『マイナンバー管理ツール』と社員・扶養家族の情報が一致していないと、年次更新ができない場合があります。
「年次更新」を実行する前に、必ず[社員]-[個人番号連動]を実行してください。
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No.13
年内最初の明細書を入力
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「年末調整」ー「還付・徴収方法の設定」にて[翌年繰越]を選択し年末調整計算をしている場合、2023年度の領域で計算された還付・徴収金額を給与(賞与)明細に反映させることができます。詳細はこちらにてご確認ください。
6. 年末調整の金額確認におすすめの帳票について
年末調整の金額確認におすすめの帳票について掲載してありますのでご確認ください。
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年末調整計算を行う前に、「年末調整」-「年末調整控除項目入力」にて登録した内容(配偶者の合計所得額や扶養人数など)を確認する場合
「年末調整チェックリスト」がおすすめです。以下の操作で確認してください。
- 「年末調整」-「年末調整チェックリスト」を起動し、[条件指示]画面を表示します。
- [帳票の選択]で[年末調整チェックリスト]を選択し、[項目パターン]を指定のうえ出力します。
- 一覧表形式で複数社員の登録内容が表示されますので、それぞれ確認します。
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「累計支給控除一覧表」がおすすめです。以下の操作で確認してください。
- 「管理帳票」-「支給控除一覧表」-「累計支給控除一覧表」を起動し、[条件指示]画面を表示します。
- [対象期間]にて[支給回]または[支給日]を選択し、[給与][賞与]の両方にチェックを付けて、当年全範囲の集計を行えるように期間指定します。
- [項目パターン]にて[給与][賞与]の両方のパターンを指定します。
- 複数社員の総合計を集計する場合は、[並び順/合計/画面表示件数]の[設定]をクリックします。[順序指定]画面が起動しますので、[合計]-[総合計]にチェックを付けて[設定]してから、累計支給控除一覧表を出力します。
- [画面出力]を行った場合は、画面上部の[次ページ]をクリックして2ページ目またはそれ以降の偶数ページを表示し、[給賞与総合計]の各項目の金額を確認します。
- ※出力する項目数が多い場合、画面を下または右にスクロールすることで[給賞与総合計]を表示することができます。
- ※[給賞与総合計]の[所得税]欄には[税調整]の金額は集計されません。また、[前職分・調整額]の各税額も集計されません。
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「年末調整一覧表」がおすすめです。以下の操作で確認してください。
- 「年末調整」-「年末調整一覧表」を起動します
- 必要に応じて[条件指示]画面で[社員/部門][範囲指定]などを設定のうえ、出力します。
- 出力後は[過不足額]欄にて還付・徴収額を確認します。
- ※[過不足額]欄にマイナスの金額が表示される場合は還付額、そうでない場合は徴収額です。
- ※「年末調整一覧表」の金額が合わない場合や集計方法を確認する場合は、こちらをご参照ください。
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「法定調書合計表」がおすすめです。以下の操作で確認してください。
- 「年末調整」-「法定調書合計表」を起動します。
- [給与、退職所得]タブの[給与所得の源泉徴収票合計表]にて各項目の金額・人数を確認します。
- ※「法定調書合計表」は、『給与じまんDX(jiman含む)』ではご使用になれません。「年末調整」-「合計表資料」を転記用の資料としてご活用ください。
- ※「法定調書合計表」につきましては、出力して提出用にお使いいただくことも可能です。提出先の税務署にご確認のうえ、ご利用ください。
- ※「法定調書合計表」の数字が合わない場合や集計方法を確認する場合は、こちらをご参照ください。
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- 「年末調整」-「合計表・総括表資料」を起動し、条件指示画面を表示します。
- [帳票の選択]にて[総括表資料]を選択して出力します。
- 出力後は[受給者の総人数]欄や、総括表提出先の役所名ごとの[提出者人数]欄などを確認します。
- ※「総括表資料」の数字が合わない場合や集計方法を確認する場合は、こちらをご参照ください。
7. 電子申告の流れについて
電子申告の流れについてよくある質問をまとめてありますのでご確認ください。
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A.
電子申告を行う方法によって、出力・送信できる帳票は異なります。
【PCA給与から直接送信する場合】
- 国税:給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表、給与所得の源泉徴収票
- 地方税:給与支払報告書(個人別明細書)
※個人別明細書をもとに総括表が作成されます。
【e-TaxソフトやPCdeskへの読み取り用のファイルを出力する場合】
- 国税:給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表、給与所得の源泉徴収票
- 地方税:給与支払報告書(個人別明細書)
※地方税のファイル出力では総括表を作成していません。ファイル出力により作成された給与支払報告書(個人別明細書)のCSVデータを、PCdeskにて組込することで総括表が作成されます。
【光ディスク等による提出の場合】
- 国税:給与所得の源泉徴収票
- 地方税:給与支払報告書(個人別明細書)
8. その他よくある質問
年末調整に関するよくある質問をまとめてありますのでご確認ください。
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A.
2023年11月6日(月)にリリースを予定しております。
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A.
PCA専用帳票以外では正しく印刷できません。PCA専用帳票のご購入をお願いいたします。
市区町村や税務署で配布されている単票は余白がなく、手書き専用のためプリンター印字ができません。
PCAの専用帳票は、印刷できるレイアウトで作成しているため97%程度縮小になっています。 -
A.
給与支払報告書につきましては、用紙の上部に年度の記載がある為、昨年度の用紙を使用することはできません。
源泉徴収票につきましては、昨年度の用紙と同じになりますが、提出先の税務署等に問題がないかご確認ください。 -
A.
申し訳ございません。給与支払報告書(源泉徴収票)は、返品対応ができかねます。
そのため、ご注文の際には 購入される商品と部数に間違いがないか 必ずご確認いただきますようお願い申しあげます。
その他Q&Aに関しては、「よくあるご質問(FAQ)」にてご確認できますので是非ご利用ください。